山梨県韮崎市穂坂地区の秀逸な契約農家さん(横内きよあき氏)が栽培したマスカット・ベーリーAの畑の中で、特に際立ったぶどう収穫時期を遅らせ、果実味をより多く抽出する為にステンレスタンクでゆっくり発酵後、オーク樽で約22ヶ月熟成しています。
横内きよあき氏が作るぶどうのポテンシャルが高いので、約2年の樽熟成にも負けず、酸とベーリーAの果実味を失うことなく、ラズベリー、ブルーベリー、フランボワーズなどの豊かな果実香と、樽由来の複雑な香りが渾然と感じられます。のど越しは滑らかで、綺麗な酸味に奥深くエレガントな味わいが加味され、雨宮吉男氏が目標とするワインに近づけたと、自負しているワインです。
Huit(ユイッ)はフランス語で「8」を意味します。ダイヤモンド酒造が造る8番目のマスカット・ベーリーA樽熟成タイプのワインとなります。また、余談ですが、マスカット・ベーリーA嫌いの先輩がこのワインを試飲した時、発した「おっと(otto:イタリア語で8)の意味も掛かっています。
最も重要な意味合いは「結ひ」と名づけたかった事にあります。「結ひ」とは、「①結ぶこと。また、結んだもの。②田植えや刈り入れなどの時、手伝い合うこと。また、その人々」と辞書に書かれています。時間・空間を超えて、畑、農家、醸造家、小売、業務店、消費者がワインという形で繋がれたら・・・・という思いから名づけました。との事です。
　現在でも十分にワインの高いポテンシャルを感じますが、ワイン全体にまだ若い印象ですので、早めに抜栓し、デキャンタージュすることをお勧めいたします。更なる瓶熟成で香り、味わいの発展が期待出来ます。飲み頃は2～3年後以降と思われます。
牛肉のステーキ、煮込みハンバーグ、鴨肉のロースト、ローストビーフ、ビーフシチュー、焼肉、
牛肉のしぐれ煮、鰻の蒲焼などに良く合います。
無清澄、無ろ過ですのでオリがある場合がありますが、人体への影響はありません。
ミディアムボディ　　16℃〜18℃位がおすすめです。

　1050本　限定生産

※お一人様1本とさせていただきます。