本坊酒造　マルス穂坂ワイナリーで造られた甲州ワインです。
マルスワインは、土壌、気象状況の違いによって、同じ葡萄品種でも地域ごとにそれぞれ個性が違うワインが出来るため、ぶどうの『産地』にこだわっています。
　山梨県韮崎市穂坂地区は、三角形をした甲府盆地の北西側の角から立ち上がる広大な茅ヶ岳山麓の裾野に位置する山梨県内を代表するワイン用葡萄の産地です。標高400m～700mの山麓南西斜面は、日照時間が長く、「少雨冷涼気象区」に属し、「裾野を駆ける風」や「やや粘性のある土壌」がもたらす自然環境から育まれる葡萄は、凝縮度が高く、腰の強い味わいとなります。
このワインは、この地で栽培された甲州種を用い、甲州種フリーラン果汁(圧力をかけないでぶどうの重さで搾った果汁)をオーク樽で発酵し、約6ヶ月間バトナージュ(発酵中のワインを攪拌)を行い熟成後、瓶詰めを行なっています。
色調は、清澄度が高く輝きのあるレモンイエロー。新鮮な梨、ゴールデンデリシャス、伊予柑などの果実香、白い花の香りやハーブ系の香り、ミネラル感のある香りがし、樽由来のトーストの香り、ナッツ、バターなどの香りがしますが、樽香は強く出すぎず、甲州ぶどうのもつ香りとバランス良く調和が取れています。引き締まった酸味、豊かな果実味、ミネラルが感じられ、ふっくらとした豊かなボディの辛口ワインです。
帆立のバター焼き、鮭のムニエル、かきフライ、かき揚げ、きのこのバターソテー、ロースハム、鯵の一夜干し(少しレモンを搾って)、甲殻類(エビ、カニ)の料理、カマンベールチーズなどに良く合います。
辛口　　余り冷やし過ぎず、12℃～13℃位でお召し上がり下さい。
また、よりおいしく召し上がっていただくために、１時間位前の抜栓をお奨めいたします。香り、味わいがいっそう広がります。

2600限定醸造

※「日本ワインコンクール2023」【甲州種　辛口】のカテゴリーで【金賞】を受賞。

※お一人様1本とさせていただきます。