平成28年夏に四恩醸造を退職した小林剛士氏が心機一転、牧丘の三養醸造の設備を借用し、平成28年秋から独自のワインを造り始めました。2016年が独立して最初のヴィンテージとなります。
彼のポリシーは一貫して、極力低農薬でぶどうを栽培し、ぶどうの品種にこだわらず、おいしくて、低価格のワイン造りを自然体で行なうことです。今後造られるワインに大きな期待が持てます。

9月上旬から9月下旬に収穫したマスカット・ベーリーAを使用。マセラシオン・カルボニック(ブドウを圧搾後、炭酸ガスを閉じ込め、香り、色素の抽出を早める方法)と醸しとジュース仕込みのベーリーAで、中樽を基本に約1-2月熟成しています。
天然酵母での発酵で、瓶詰め時に極少量の亜硫酸塩を添加しています。
濁りを伴った淡い紫赤色。イチゴやスグリの香り。ディルやローズマリーのようなハーブの香りに、若干のヨーグルトやシナモンや甘草のようなスパイス香や若干のチョコレートの香りも感じます。口当たりは滑らかで、青リンコのような爽やかさがあり、温度が上がるとヨーグルトやバター、ナッツやオーク系の香りが昇ります。余韻は栗のような濃密なナッツ系の香りが残ります。
やや冷やしたワインを口に含んで少し温度が上がってくると香り、味の変化が楽しめると思います。
鴨肉の鍋やすき焼き、ミートソースのパスタ、地どりのつくね、やや味付けの濃い煮物などと良く合います。

ライトミディアム　13℃〜16℃位で

5000本限定

※完売いたしました。